看板用ロゴHP用骨抜き.png
Exhibition
個展用画像_青木香織.heic

青木香織個展

はじまりの線

​-Kaori Aoki Solo Exhibition-

 
 
 
 

​2021年10月8日(金) - 10月28日(木)

10:00~20:00 火曜日定休

 
 
 

いのりびと / 24×17cm

 
 
 
 
 

※展示作品に関するお問い合わせは原則会期初日より受付させていただきます。

※お電話やメールでのお問い合わせに関して、会場接客がどうしても優先になりますので

すぐにお応えできないこともございます。ご了承ください。

当画廊は今展をもってちょうど1周年を迎えます。1年前に青木香織さんの初個展でオープンを迎えたわけですが、1年の節目となる今展もありがたいことに青木さんの個展を開催させていただけることになりました。

 青木さんと言えば日本画のイメージが強いかもしれません。実際に1年前の個展の時には当画廊でも日本画作品を並べさせていただきました。柔らかな色使いや優しい絵肌は記憶に新しい方も多いと思います。ですが青木さんの魅力は岩絵具による「ペインティング」だけではなく、線による表現、つまり「ドローイング」にもその魅力は十分なほど見受けられます。今回の個展ではそんな青木さんのドローイング作品をご紹介させていただきたく思います。

 線という存在は不思議なもので、それ一本だけで作品へと成り立ち得ることは非常に稀ですが、多くの線が集まり重なり組み上がることでモチーフの像を描くことを可能にします。一本の線とはあくまで全体像のパーツであり、それ単体では主役になりにくい性質でしょう。しかし一本の線というものは時にその作者のことを正直によく語るものであると私は思います。例えば100人に一本の線を引かせたら100通りの線が生まれると思うのです。長い線、短い線、真っ直ぐな線、曲がった線と言うようにその人の好みから生じる性格が出るだろう他、その作者が生きてきた中で知らず知らずのうちに染み付いた手癖、鉛筆の持ち方による角度、筆圧など作者自身が特に意図せず自然と生じた特徴も線には出るのではないでしょうか。手癖といった意図せず現れる特徴というものをある意味その人の人生の積み重ねから生じた深い特徴と考えるのであれば、一本の線はその作者の人生を言葉を使わず雄弁に語る存在なのかもしれません。そしてそんな線が集まって出来上がるひとつの絵には作者が歩んだ人生の奥深さ(あるいは浅さ)、その中で培った感性が恐ろしいほどシンプルかつストレートに表現されます。ドローイング作品の魅力はそこにある気がするのです。

 青木さんの線画による絵を初めて見た時、その線の美しさに驚かされたものです。風が吹き渡った跡を追うような、水の流れそのもののような、ひとつひとつが呼吸するかのようなみずみずしさを持つ生きた線。それらが集まって現れたモチーフを見た時の心をぐっと掴まれる感覚は今も新たな作品を見るたびに感じます。日本画作品とはまた異なる表情のドローイング作品、その深く柔らかくたゆたうような表現をぜひご堪能ください。

​2021.9 飯田未来子

 
 
 
 
 

青木香織 -Kaori Aoki-

 

【経歴】

1995年 福井県にて生まれる

2014年 仁愛女子高等学校 卒業

2018年 嵯峨美術大学(旧:京都嵯峨美術大学)芸術学部 卒業

2018年 嵯峨美術大学 大学院 芸術研究科 芸術専攻 造形絵画 入学

2020年 嵯峨美術大学 大学院 卒業

 

 

【受賞歴】

2017年 第1回 京都学生アートオークション(京都芸術センター/京都)【入選・落札】

2018年 第46回 嵯峨美術大学 卒業制作展(嵯峨美術大学/京都)【大学賞・卒業生特別賞】

2019年 「京都 日本画新展 2019」(美術館「えき」KYOTO・ホテルグランヴィア京都/京都)【入選】

     第37回 上野の森美術館大賞展(上野の森美術館/東京)【入賞】

2020年 「京都 日本画新展 2020」(美術館「えき」KYOTO・ホテルグランヴィア京都/京都)【入選】

     第48回 嵯峨美術大学卒業制作展(嵯峨美術大学/京都)【卒業生特別賞】

 

 

【展覧会歴】

2020年 「京都 日本画新展 2020」(美術館「えき」KYOTO ・ ホテルグランヴィア京都/京都)  

             第48回 嵯峨美術大学 卒業制作展(嵯峨美術大学/京都) 【卒業生特別賞】  

           「四美神」(八犬堂ギャラリー/東京) 

           「八丁堀・涼風会展」(美岳画廊/東京) 

           「たんざく展」(伊勢丹新宿店本館6階アートギャラリー/東京)(同21年) 

             青木香織 個展「かげおくり」(企画画廊 くじらのほね/千葉) 

           「Art for Gift」(梅軒画廊/京都) 

           「アートのチカラ」(伊勢丹新宿店本館6階アートギャラリー/東京) 

2021年 「京都新鋭日本画4人展」(京都駅内 ポルタギャラリー華/京都) 

           「アートアート大阪」(大丸梅田店15階大丸ミュージアム/大阪) 

             Gallery Le Mani青木香織×鈴木恵美 二人展「Sounds of fl 」(Lilla Galleri /千葉)

             三人展「それからね、」(企画画廊くじらのほね/千葉) 

           「ephemeral ~少女たちの領域 2021」(みうらじろうギャラリー/東京)

           青木香織 個展「未完成の僕らは、」(八犬堂ギャラリー/東京)

他多数グループ展に参加。

 
 
© 企画画廊くじらのほね